いつでも快適な空間に!学校のトイレ掃除~床の掃除編~
2016.03.02
見た目もキレイで衛生的なトイレの床を維持しましょう
トイレ掃除で、便器の次に汚れが気になる場所と言えば床です。しっかり掃除をしないとイヤなニオイの原因になりますし、何より見た目が美しくありません。学校のトイレ清掃のコツをシリーズでお届けする第3回では、「しっかりキレイにできるトイレ掃除~床の掃除編~」をお届けします。
トイレの床掃除のポイント
トイレの床をキレイにするには、毎日の清掃と定期的な清掃の2 つを組み合わせることが大切です。以下で、それぞれの手順やポイントを見ていきましょう。
日常的な床清掃の手順
【Step1.掃き掃除】
まずはほうきや掃除機を使って、床に落ちているほこりや泥を取り除きましょう。
【Step2.拭き掃除】
尿がこぼれやすい便器の周りの床を拭いていきます。そのままにしておくとニオイの原因になりますので、しっかり絞った雑巾で拭き取りましょう。また、便器を拭いた雑巾は汚れています。そのため、他の所と併用している場合は、使う前に必ずすすぐようにしましょう。
【Step3.モップがけ】
床を拭き終わったら雑巾をすすぎ、それをモップにつけて床拭きを行います。トイレ全体を丁寧に拭き上げましょう。
定期的な床清掃
毎日の清掃では取り切れないガンコな汚れは、定期清掃の際にしっかり落としていきましょう。使うのは中性洗剤です。これを薄めてスプレーに入れ、床に噴射していきます。その後、トイレブラシで軽くこすり、雑巾で水拭きすれば簡単にキレイになります。
なお、床面排水口があるトイレの場合にはトラップ内をチェック。中に“わん”と呼ばれるフタがあって、トラップへ水が常にたまっているタイプのものは、定期的に水を足してあげましょう。水がなくなると、下水管からのニオイが逆流し、ひどい悪臭が室内に漂います。とくに夏場は一日で水が蒸発することもあるので、注意が必要です。
汚れたタイルのお掃除ポイント
タイルについたちょっとした汚れは、アルカリ性の洗剤で除去することができます。しかし、ガンコにこびりついてしまった黒ずみ汚れは、酸性の洗剤でなくては落とせません。ただし、塩酸系の洗剤は濃度を間違えるとタイル自体を焼いてしまい、ツヤをなくしてしまう恐れがあります。そのため、タイル清掃で乳酸などの有機酸をベースに作られた酸性製剤を使うのがオススメです。
清掃の手順としては、まず洗剤をブラシなどでタイルに直接塗り、その後ブラシでこすってからフローリングモップなどで汚水を回収。そして残留洗剤を水でリンスし、最後に雑巾で拭き取れば完了。これでかなりキレイにすることができます。ぜひお試しください。
床のキレイさはトイレの印象にもつながります
トイレの床は、室内に入った瞬間に目に入る部分。ここが汚れていると、学校のトイレが不潔でイヤな印象になってしまうかもしれません。衛生的かつ、見た目も美しいトイレを維持するためにも、今回ご紹介した床清掃の方法をぜひ実践してみるとよいでしょう。