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高齢者介護施設でのインフルエンザ対策について

2015.12.09

高齢者が多い介護施設だからこそ考えたいインフルエンザ対策

介護施設などの利用者は高齢者が大半です。もしもインフルエンザが施設内で拡大してしまうと、大変なことになってしまうでしょう。若い人に比べて免疫力の低い高齢者の場合、インフルエンザをきっかけに肺炎などの重病を引き起こすことも。こうした事態を避けるためにも、高齢者介護施設ではより厳格な管理体制の整備が重要です。

インフルエンザ予防のために、日頃から行うべき感染対策について

1.訪問者への対応

もっとも大切なのは、施設外からのインフルエンザウイルス侵入を防ぐことです。そのためには、面会者や利用者が施設に入るタイミングで、手洗いや手指の消毒を行ってもらいましょう。また、咳やくしゃみをしている人にはマスクの着用をお願いし、感染の疑いがある場合、もしくは感染している人には、訪問を控えてもらうことを徹底しましょう。
また、高齢者や訪問者、そして職員に周知徹底をするため、施設の入り口や外来など、人の目に触れやすいところにインフルエンザ関連のポスターを掲示するのも効果的です。

2.施設内衛生管理

施設内を衛生に保つのは感染予防の第一歩。テーブルや手すり、ドアノブといった人が触れる部分は、特に小まめに清掃が必要です。また、床の定期清掃も怠らず、使用した雑巾やモップはしっかりと洗浄し、乾燥させましょう。なお、床に目に見える汚れがある際には、必ず手袋を着用して拭き、乾燥させるようにしましょう。
その他、手洗い場の蛇口は肘押し式やセンサー式、足踏み式などを採用し、使い捨てのペーパータオルを設置するとより安心です。

3.感染対策へ向けた介護・処置

高齢者や利用者の様子を、普段からしっかりと観察するように。異常の兆候を見逃さないことが、早期発見につながります。また、インフルエンザの感染は食事や排泄の介助、痰の吸引といった際に起こりやすいと言われています。そのため、使い捨てのマスクや手袋、エプロン、ガウンなどを常備しておくようにしましょう。
なお、高齢者や利用者の健康状態の異変に気づいた場合は、すぐに医師に知らせ、その後は医師の判断に従いましょう。なお、インフルエンザにかかった高齢者や利用者は可能な限り個室に移します。また、感染者が複数の場合には、感染拡大を防ぐために感染者をひとつの部屋へ移すなどの対処を行いましょう。

職員からの感染を防ぐために

もしも職員がインフルエンザに感染してしまった場合、施設内にウイルスを持ち込むことになり、感染拡大の原因となってしまいます。そのため、少しでも異常が見られる場合にはすぐに医療機関を受診するにしましょう。
また、勤務中に発熱などがあった場合はすぐに上司へ相談。その後、マスクを着用して念入りな手洗いを行い、利用者との接触を避けながら帰宅しましょう。医療機関を受診した結果、インフルエンザと診断されたのであれば、無理な出勤は厳禁です。医師の指示に従い、決められた日数を休んでから職場復帰しましょう。

施設側で行うべき対策

インフルエンザは毎年流行するもの。そのため、いつ職員に欠員が出ても問題が起きないよう体制を整えておくことが大切です。さらに、感染対策委員会などの定期的な実施や、施設内での感染対策指針の作成・運用、職員への指導、感染発生時の対応などを行うようにしましょう。

もしものときには医療機関との連携を

もしも施設内でインフルエンザ患者が確認されたときには、嘱託医や協力医療機関の医師、保健所、地域の中核病院の感染管理担当および医師・看護師に早急な報告を行いましょう。そのうえで対応について相談し、指示を仰ぎます。また、職員へ事態の周知を行い、利用者やその家族、関連機関へ情報提供を行いましょう。
インフルエンザによって施設内が大変な事態にならないよう、日頃からこうした心がけをすることが重要です。予防に努めるとともに、万が一のときには適切な対応ができるよう、日頃から実践を心がけましょう。

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