実はすごく汚い!?カーペット汚れにご注意を!
2014.09.24

一見きれいに見えても実は……!?
多くのオフィス環境で採用されているタイルカーペット。歩いても音がしないこと、吸水性があり雨の日でもすべらないこと、拭き掃除が不要でメンテナンスしやすいことなど、メリットがたくさんあります。そして、汚れも目立ちにくいのも大きな特長です。しかし、目立ちにくいということは、逆に言うと、汚れに気が付きにくいということでもあるのです。
今回の「プロが教える職場・店舗の清掃方法とコツ」では、見た目以上に汚れているかもしれないカーペットの洗浄についてご紹介しましょう。
見た目以上にカーペットは汚れている!
いくら汚れが目立たないからと言っても、長期間カーペットをそのままにするのはNG。なぜなら放置しておくことで人体に悪影響を及ぼすこともあるからです。仮に毎日掃除機で掃除をしていたとしても、カーペットの毛の間に入り込んだ小さなホコリやフケ、ダニなどを完全に除去することはできません。これらは、喘息やアレルギーの原因にもなるため、従業員の健康のためにも定期的な洗浄が不可欠です。こちらでは、お掃除マイスターが徹底しているカーペットクリーニングのポイントをピックアップしていきます。
ポイント1.綿密な調査
ひと口にオフィスのカーペットと言っても、その利用頻度=人が歩く頻度は場所によって異なります。人がよく通る廊下の「歩行ライン」はよく汚れますし、人があまり通らないところは汚れもあまりつきません。カーペットの汚れの状態が軽度~重度のどれに当たるのかを見極めたうえで、最適な洗浄方法を選択する必要があります。
ポイント2. 土砂の除去と起毛の復元
オフィスのカーペットは、土足のまま利用することがほとんど。靴の裏に付着した土砂をそのまま受け止めている状態です。さらに、そこを多くの人が通ることでカーペットのパイルが押しつぶされ、土砂はさらに毛の奥に入り込んでしまうのです。カーペットをきれいにするには、こうした土砂のほか、粉塵やダニの死骸などを徹底的に除去する必要があります。このときの作業で必須アイテムとなるのが、「アップライトバキューム」。吸引部分に高速回転するブラシが付いているため、効率的な吸引が可能になります。また、このブラッシングによってパイルの復元も同時に行います。
ポイント3.抗菌仕上げ&拭き上げ
洗浄をしたあとは、カーペットに残った水分を拭き上げていきます。このときに抗菌コートを施すことで、汚れの付きにくいカーペットに仕上げることができます。
カーペット洗浄で気持ちいい職場を取り戻しましょう
洗浄したばかりのカーペットは見た目にもさわやかなだけでなく、パイルが起毛して歩き心地も抜群。快くオフィスで仕事を行えるようになります。定期的に清潔にすれば、喘息やアレルギーなどの疾患の防止にもつながります。オフィスでの“目に見えない快適性”を確保するために、最低でも半年に一度程度はプロの洗浄を利用するのがおすすめです。