布やクロスなどに消毒用エタノールを含ませて拭き上げることで、汚れを落としながら同時にアルコール消毒も行うことができ、冷蔵庫内を衛生的に保つことができます。
冷蔵庫の中には、肉や魚のドリップ汚れ、液だれ、食品のこびりつきのほか、野菜くずや土汚れなど、さまざまな汚れが付着します。これらを放置すると雑菌が増え、衛生面でトラブルを招く場合があります。
特に野菜室は土汚れが付着しやすく、菌が持ち込まれやすい場所です。消毒用エタノールを含ませた布やクロスなどで定期的に拭き上げましょう。
本コラムでは、兵庫県立生活科学研究所などの公的機関の報告をもとに、消毒用エタノールを使って行う冷蔵庫のお掃除(消毒)について、サニクリーンのおそうじマイスターがわかりやすくご紹介します。
このコラムでお伝えするポイント
- 消毒用エタノールで冷蔵庫の汚れ落としと消毒を同時に行える
- 水拭きだけでは細菌が広がる可能性があるためアルコール消毒が有効
- 野菜室は土汚れが付きやすいため特に入念な拭き掃除が重要
- マイクロファイバークロスを使うとより効率よく汚れを落とせる
- 消毒用エタノールはキッチンや押入れなどさまざまな場所の衛生管理にも活用できる
消毒用エタノールで「消毒を兼ねた汚れの拭き取り」ができます

肉や魚、野菜などの食材を保存する冷蔵庫にはカビや細菌などの微生物が繁殖しがちです。そこで、定期的に冷蔵庫内を消毒用エタノールで拭き上げて消毒と汚れ落としを同時に行いましょう。
乾いた清潔な布やクロスなどに消毒用エタノールを含ませ、冷蔵庫内の棚やポケット、野菜室などについた汚れを拭き取りながら、全体を消毒していきます。
特に、野菜には土壌中の微生物が付着していることがあるので「野菜室」は入念に拭き上げましょう。また、微生物の繁殖原因になる野菜くずや食材カスもしっかり取り除きましょう。

冷蔵庫の水拭き掃除は細菌の繁殖を招く⁉

冷蔵庫を水拭きするだけでは、かえって細菌が繁殖しやすくなることがあります。
兵庫県立生活科学研究所の調査では、家庭用冷蔵庫の野菜室をふきんで水拭きしたところ、清掃前と比べて細菌数が30〜700倍に増加したという結果が報告されています。
これは、水拭きによって野菜くずなどに付着していた細菌が庫内に広がり、さらに水分が加わることで細菌が増殖しやすい環境になったためと考えられています。
一方、水拭きで汚れを取り除いたあとに、消毒用エタノールを含ませた綿で軽く拭き取ると、細菌数はほぼ検出されないレベルまで減少しました。
この結果からも、冷蔵庫のお掃除では水拭きだけで終わらせず、アルコール消毒を行うことが衛生管理のポイントといえます。
なお、水拭きのあとに消毒するという手順をわざわざ踏まなくても、消毒用エタノールを含ませた布やクロスなどで拭き上げれば、汚れ落としと消毒を同時に行うことができます。手間を減らしながら効率よくお掃除できるため、忙しい方にはおすすめです。
消毒用エタノールはキッチン周りのきれい・清潔維持にも役立ちます

消毒用エタノールは、油汚れを落とす作用もあるため、キッチン周りのお掃除にも便利です。軽い油汚れであれば、二度拭きの必要がなく、サッと拭くだけで簡単に落とすことができます。

その他、水洗いができず、洗剤でのお掃除も難しい電子レンジの内部のお掃除にもおすすめです。
<ご注意>
コンロなどの火の周りは、消毒用エタノールが引火する危険があります。火をつけた状態での使用は避けましょう。また、拭き掃除を行ったあとは十分に乾燥させてから火気を使用するようにしてください。
マイクロファイバークロスでより効率的なお掃除を

普通のぞうきんよりもマイクロファイバークロスの方が汚れ落ちがよい
「マイクロファイバークロス」はクロスに編み込まれている超極細繊維が、洗剤なしでも汚れをかき出すため、消毒用エタノールだけで行うお掃除との相性が抜群です。
掃除用具をマイクロファイバークロスに変えるだけで、より手軽に効率的なお掃除が実現できます。
<ご注意>
同じように水につけてこするだけで汚れを落とせるアイテムに「メラミンスポンジ」がありますが、こちらは素材を傷つけてしまう可能性があるため、使用する際は必ず注意書きを確認しましょう。

こちらがメラミンスポンジ。素材によって使用不可のため、使用時は注意書きを確認しましょう。
冷蔵庫内のお掃除には、サニクリーンのクリーンクロスがおすすめ

サニクリーンのマイクロファイバークロス「クリーンクロス」は、髪の毛の約400分の1という超極細繊維でできており、細かな汚れまでしっかり届くのが特徴です。
少ない拭き取り回数でも効率よく汚れを落とすことができるため、お掃除の時短アイテムとしておすすめしています。炊飯器や電子レンジなど、洗剤を使いたくない家電のお掃除にも向いています。
消毒用エタノールでお掃除する冷蔵庫では、水の代わりにクリーンクロスにエタノールを含ませて使うのがおすすめです。クリーンクロス独自の「グレートフェイス効果」により、少ない拭き取り回数でも汚れを効率よく落とすことができます。
きれいにお掃除できるだけでなく、消毒とお掃除の時短の両方をサポートしてくれる便利なアイテムです。
消毒用エタノールとは?

エタノールとは、お酒の成分でもあるアルコールそのものを指します。消毒には、アルコール濃度がおよそ80%前後(1度=1%)のエタノールが最も効果的とされています。
市販の「消毒用エタノール」は、この80%前後の濃度に調整されたものです。軽い油汚れを落とす性質もあるため、消毒とお掃除を同時に行えるという特徴があります。
また、お掃除中に誤って食材に付着してしまった場合でも、少量であれば健康への影響はほとんどないとされているため、キッチン周りでも比較的安心して使用できます。こうした理由から、消毒用エタノールは冷蔵庫のお掃除にもよく使われています。
一方で、「無水エタノール」はアルコール濃度が95.1%以上と非常に高いのが特徴です。汚れを落とす用途には使えますが、消毒に適した濃度ではないため、消毒効果は期待できません。
冷蔵庫、キッチン以外にも消毒用エタノールが活躍する場所(押入れのカビ防止)

消毒用エタノールで、押入れに生えるカビを防止することができます。
カビはキノコと同じ真菌の仲間で、目には見えないぐらい小さな胞子を放ちます。その胞子が落ちたところに菌糸という木の根のようなものを張り巡らし、再び胞子を放って繁殖を繰り返します。

また、黒や青などカビの色は菌糸そのものの色なので、私たちが目で見てカビとわかる状態は、カビの繁殖がかなり進んでいる状態ということになります。
特に、押入れなど、木材がこのような状態になっていると厄介です。
木材に、市販のカビ取り洗剤をかけてカビを殺すことはできるかもしれませんが、洗剤の成分に含まれている「次亜塩素酸ナトリウム」によって、木材が変色するリスクがあるのでおすすめできません。
そこで、繁殖の芽をつみとるために、カビが繁殖する前(菌糸が張り巡らされる前)に、消毒用エタノールで押入れの木材を拭き上げましょう。
こうすることで、すでに「押入れの木材に付着しているかもしれないカビの胞子」を消毒することができ、カビの繁殖リスクを下げることに繋がります。
また、押入れにカビが生えていなくても、定期的に消毒用エタノールで拭き掃除を行うことがおすすめです。消毒用エタノールを含ませた布で拭き上げることで、表面に付着した細かなホコリ汚れを取り除きやすくなる場合もあります。
押入れの水拭きはカビが生える環境をつくる場合もある

水拭きで水分が残ってしまうと、カビが繁殖しやすい湿気を含んだ環境になってしまいます。どうしても、水気を含んだ布やクロスなどで汚れを拭き取りたい場合は、水ではなく消毒用エタノールを使いましょう。
消毒用エタノールは揮発性が高く、水分が残る心配も少なくなるのでカビの繁殖リスクを下げることができます。
乾いた清潔な布やクロスなどに消毒用エタノールを含ませて拭き上げましょう。
サニクリーンのハウスクリーニングでキッチンの衛生環境を整えましょう
冷蔵庫の中は、肉や魚のドリップ、野菜の土汚れ、食品の液だれなど、さまざまな汚れが付着しやすい場所です。消毒用エタノールを使った拭き掃除を習慣にすることで、冷蔵庫内の衛生環境を保ちやすくなります。
しかし、キッチン全体を見渡すと、冷蔵庫以外にも汚れが溜まりやすい場所があります。例えば、
□換気扇の奥にこびりついた油汚れ
□コンロ周りの焦げつきや油はね
□シンク排水口のヌメリや臭い
こうした汚れは、家庭のお掃除だけでは落としきれないことも少なくありません。キッチンは食材を扱う場所だからこそ、汚れを一度しっかりリセットして衛生環境を整えておくことが大切です。
そこでおすすめなのが、サニクリーンのハウスクリーニング(キッチンクリーニング)です。清掃のプロフェッショナルとして培ってきた技術とノウハウで、換気扇・コンロ・シンクなど、キッチン全体の頑固な汚れを徹底的にクリーニングします。
一度きれいにリセットしておけば、その後は日常のお手入れだけでも清潔な状態を保ちやすくなります。毎日の掃除をもっとラクにするためにも、サニクリーンのキッチンクリーニングをぜひご検討ください。
サニクリーンのハウスクリーニングが選ばれる理由
サニクリーンは、1962年の創業以来60年以上にわたり、清掃のプロフェッショナルとして日本全国のホテル・飲食店・各種施設に清掃サービスを提供してきました。長年にわたって法人向け清掃で培った技術力とノウハウを活かし、現在はその品質を家庭向けにも展開しています。
ハウスクリーニング顧客満足度調査96.7%※
サニクリーンでは、ハウスクリーニングの顧客満足度調査を行っています。
サニクリーンのハウスクリーニングの満足度は「96.7%」と高い評価をいただいています。
※自社調査、調査実施日2022年2月~2023年4月、サニクリーンのハウスクリーニングを実施したお客様へのアンケート調査、サンプル数675件(詳しくはこちら)
<各種項目ごとの満足度※>
掃除の仕上がり満足度:97.0%
価格の妥当性:93.6%
作業員の接客態度:98.2%
また利用してみたい:97.3%
知り合いに紹介したい:92.6%
技術の向上を可能にする独自の研究機関「サニクリーン中央研究所」
サニクリーンでは、千葉県袖ケ浦市に「サニクリーン中央研究所」を設立し、現場環境に近い状況を再現することで、多様な清掃課題に対応できるよう技術力の向上に取り組んでいます。
サニクリーンの安心サービス
(1)完全無料のお見積り
汚れやカビの発生状況や程度、最適な清掃方法まで、専門的な視点からご提案し費用をお出しします。
<無料見積もりサービスの内容>
・現在の汚れ状況の診断
・最適な清掃プランの提案
・料金のご案内
・作業時間と日程の相談
(2)明朗会計で安心
事前にお見積もり金額をお伝えしますので、安心してご依頼いただけます。
(3)充実のアフターフォロー
日常の清掃方法やメンテナンス方法などをアドバイスします。
まとめ
消毒用エタノールを使えば、冷蔵庫の汚れ落としと消毒を同時に行うことができます。肉や魚のドリップ汚れ、野菜の土汚れ、食品の液だれなどが付着しやすい冷蔵庫は、定期的にアルコールで拭き掃除をすることで衛生的な状態を保ちやすくなります。
特に野菜室は土壌由来の微生物が付着しやすいため、野菜くずを取り除きながら消毒用エタノールで拭き上げることが大切です。水拭きだけでは細菌が広がる場合もあるため、アルコールを使ったお掃除を取り入れると安心です。
冷蔵庫やキッチンは食材を扱う場所だからこそ、日頃から清潔な環境を保つことが大切です。日常のお手入れに消毒用エタノールを取り入れながら、必要に応じて専門のクリーニングサービスも活用し、衛生的で快適なキッチン環境を整えましょう。
<参考文献>
兵庫県立生活科学研究所「兵庫県の学校給食」
https://www.hyogo-kyushoku.jp/kyushoku/kyusyoku-img/kensa_dayori.pdf
内閣府 食品安全委員会「冷蔵庫に入れれば大丈夫?〜食品の保存を理解する〜」
http://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kai20140904ik1&fileId=110
日本医師会「消毒・滅菌の概要」
https://www.med.or.jp/kansen/guide/steri_sum.pdf
Q&A|消毒用エタノールを使った冷蔵庫などの消毒・お掃除について
Q. 消毒用エタノールで冷蔵庫の掃除はできますか?
A. はい、できます。消毒用エタノールを布やクロスに含ませて拭けば、冷蔵庫内の汚れを落としながら、同時にアルコール消毒も行えます。肉や魚のドリップ、食品の液だれ、野菜の土汚れなどが付きやすい冷蔵庫の衛生管理に役立ちます。
Q. 冷蔵庫の掃除は水拭きだけでは不十分ですか?
A. 水拭きだけでは不十分な場合があります。冷蔵庫内、とくに野菜室では、水拭きによって細菌が広がったり、水分が残ることで細菌が増えやすい環境になったりすることがあります。衛生面を重視するなら、消毒用エタノールを使った拭き掃除がおすすめです。
Q. 冷蔵庫のどこを重点的に消毒用エタノールで拭けばよいですか?
A. 棚、ドアポケット、底面、引き出し、野菜室など、食材や汚れが触れやすい場所を重点的に拭きましょう。特に野菜室は、野菜に付いた土や微生物が持ち込まれやすいため、野菜くずを取り除いたうえで丁寧に拭くことが大切です。
Q. 消毒用エタノールは冷蔵庫の油汚れやベタつきにも使えますか?
A. はい、使えます。消毒用エタノールには油汚れを落としやすい性質があるため、冷蔵庫内の軽いベタつきや、キッチン周りの軽い油汚れの掃除にも役立ちます。軽度の汚れであれば、二度拭きせずにさっと拭き取れることもあります。
Q. 冷蔵庫掃除には無水エタノールと消毒用エタノールのどちらを使えばよいですか?
A. 冷蔵庫掃除には、無水エタノールではなく消毒用エタノールがおすすめです。消毒用エタノールは消毒に適した濃度に調整されているため、汚れ落としと衛生管理を両立しやすいのが特徴です。一方、無水エタノールは濃度が高すぎるため、消毒効果は期待しにくいとされています。
Q. 消毒用エタノールが食材に少し付いてしまっても大丈夫ですか?
A. 掃除中に少量が誤って付着してしまった場合、一般的には大きな健康上の問題は起こりにくいとされています。ただし、食材に直接かける目的で使うものではないため、食材が触れる場所を拭く際は、汚れをしっかり除去しながら清潔な布やクロスを使うことが大切です。
Q. 冷蔵庫掃除にマイクロファイバークロスを使うメリットは何ですか?
A. マイクロファイバークロスは、超極細繊維が細かな汚れをかき出しやすいため、消毒用エタノールを使った掃除と相性がよいのが特長です。少ない拭き取り回数でも効率よく汚れを落としやすく、忙しい方の時短掃除にも向いています。
Q. 冷蔵庫掃除でメラミンスポンジを使ってもよいですか?
A. 使える場合もありますが、注意が必要です。メラミンスポンジは汚れを削って落とす性質があるため、冷蔵庫内の素材によっては傷をつける可能性があります。使用前に取扱説明書や注意書きを確認し、不安がある場合はやわらかい布やマイクロファイバークロスを使う方が安心です。
Q. 消毒用エタノールは冷蔵庫以外のどこに使えますか?
A. 消毒用エタノールは、キッチン周りの軽い油汚れの掃除や、電子レンジ内部の拭き掃除、押入れの木材表面のカビ予防などにも活用できます。ただし、火気の近くでは引火のおそれがあるため、コンロ周りなどで使う際は火を止めてから使用し、使用後はしっかり乾かすようにしましょう。
Q. 冷蔵庫やキッチンの汚れが落ちないときはどうすればよいですか?
A. 日常の拭き掃除で落としきれない汚れがある場合は、キッチンクリーニングなどの専門サービスを利用する方法があります。換気扇の奥の油汚れ、コンロの焦げつき、シンク排水口のヌメリなどは、プロに任せることで効率よく衛生環境を整えやすくなります。
















