ズボラだけど「ちゃんとしてるね!」と評価されたいなら
もし、違ってたら、ごめんなさい。
でも、本当の気持ちを、教えて下さい。
「お掃除は、ズボラでOK!」って、
おそうじのせんせい(わたし)が言ってた。
そして、ズボラワザを、学んだ。
それを、実行した。
その結果……
家族……夫や、子どもや、それから遊びにきたママ友、
義理のお母さんなどなどから、ズボラ掃除をした、
家を見て、
「さすが、ズボラだね!」
などと褒められた(?)として、
あなたは、うれしいですか?
正確には、
「さすが、ズボラ(掃除をしっかり学んだだけあって、
そんなに手をかけずになんとかしたん)だね!」
というポジティブな意味であったとしても、
「えっ」とか、
「ちょっ」とか、
「ムッ……」
とか、してしまうのではないでしょうか?
じつは、「ズボラ掃除」について、
けいもう(!)する立場にありながら、
ここ数年、
わたしの中には、こんな確信が、
つねにあります。
“掃除は、ズボラに済ませたい、
でも、
ズボラ掃除だと評価されたい人は、
どこにもいない”
定期テストの前……
「ゆうべ、寝ちゃって、ぜんぜん、
勉強してないんだよ〜〜〜!
ノー勉だよ〜〜〜〜〜!」
と言いながら高得点を得たがった、アレと、
根っこは同じような気持ち、でしょうか。
ズボラワザを、学んだ。
それを、実行した。
その結果……得たいのは、
家族……夫や、子どもや、それから遊びにきたママ友、
義理のお母さんなどなどから、
「さすが、ちゃんとしてるね!」
という評価なのではないでしょうか?
あなたは、どうですか?
もし、ほんとうに、求められているのが、
最小の手間で、最大効率
ズボラさがバレない、ズボラ掃除
なのだとすると……
ズボラ掃除というのは、意識高い、
むしろ普通の掃除よりハードルの高い、
技巧・技術体系であるべき……
なのではないかと。
教える(!)側としては、
緊張度が高まっている昨今なのでした。
どこが、ズボラなんだか!笑
いや、笑い事では、ありません……。
ただまあ、実際のところ、
これまでのコラムでも書いてきたように、
掃除は正しい時期やタイミングや、
道具立てや、心構えを持つことで、
かける余計なエネルギーを、節約することができる。
節約して、休むこともできる。
寝られる。だらだらできる。
ことにつながる、でしょうね。
でも、受けたい評価が「ちゃんとしている」だとしたら、
少しずつ、ずれが生じていくのも、
避けられないでしょう。
結果にも、こころにも、きっと……
“掃除は、ズボラに済ませたい、
でも、
ズボラだと評価されたくはない
「さすが、ちゃんとしてるね!」
と言われたい”
ならば。
一度、あなたのもつ「ちゃんとしてる」の、
因数分解をすることが、
もしかすると、すごく大事なのかもしれませんね。