サニクリーン

オフィスの換気で快適空間を取り戻そう

2015.08.06

適度な換気で密閉空間にフレッシュな空気を!

夏のオフィスでは、働く人の快適性を確保するのはもちろん、機器類のコンディションを保つためにもエアコン(冷房)は欠かせない存在す。一方で、エアコンの効率を考えると、ついおろそかになってしまうのが換気。密閉性を高めようと、窓を閉めきっているオフィスや店舗がほとんどではないでしょうか。しかし、あまりに長時間にわたって窓を閉めきった状態にしていると、身体に悪影響がおよぶことも……。ということで、今回の「プロが教える職場・店舗の清掃方法とコツ」では、オフィスの換気についてご紹介します。

3つのコツで換気を効率化!

オフィスで働いていて、午後になって頭がぼーっとしたり人が多い部屋で何だか息苦しいと感じたりしことはないでしょうか。それはもしかすると、室内の「二酸化炭素濃度」が高くなっているせいかもしれません。
人間は絶えず酸素を体内に取り込み(吸気)、二酸化炭素を吐き出しています(呼気)。通常、屋外での二酸化炭素の濃度は300ppm程度ですが、密閉された室内ではときに3倍以上の1000ppmを超えることがあります。二酸化炭素濃度が高くなると、頭がぼんやりするだけでなく思考能力や判断力の低下につながる可能性があるとも言われています。そこで重要になるのが換気というわけです。以下では、効率よく空気を入れ替えるために、知っておきたい3つのヒントをご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

1.窓+換気扇で効果化

まず試したいのが換気扇の活用。ただし、ただ回すだけではあまり効果はありません。より効果的に空気を循環させるには、「入口」と「出口」を両方作ってあげることが重要です。換気扇を回す際は、空気の「出口」として、窓を一箇所開けるようにしましょう。また、換気扇を使う際に気をつけたいのがファンに付着したホコリ。ほうっておくとすぐにたまってしまいますので、こまめに掃除したいところです。取り外して掃除するのが難しいタイプの場合は、清掃業者に相談してみましょう。

2.ダクト清掃の検討

ご家庭の場合は、換気扇が壁際に設置されていて直接空気を逃がす仕組みになっていることもありますが、オフィスの入っているビルなどでは、ダクトを通って排気しているケースもあります。換気扇が吸う空気には、多数のホコリが含まれますので、排気ダクト(とくに排気口部分)にも、ホコリやススがたまりやすくなります。これらの汚れは、清浄な換気のさまたげになるばかりか、内部からの熱や湿気を受けてカビ・ダニの温床となることもあるのです。
また、ホコリによってオフィス内の機器類の故障の原因となったり、エアコン効率の低下を招いたりすることも考えられますし、最悪の場合、ダクト火災の原因となる可能性もゼロではありません。自分たちでキレイにするのは困難なことが多いため、清掃業者に定期的に点検してもらうのがオススメです。

3.こまめな網戸清掃

低層階や平屋のオフィス、飲食店などは窓に網戸を活用しているところも多いでしょう。網戸は、季節の変わり目や早朝などのあまり暑くない時間帯の換気や温度調節に活躍してくれるアイテムです。しかし、網戸は外気に直接触れるため、どうしても汚れやすくなります。長い間掃除をしなければ、表面にホコリや汚れが付着してくすんだ色になることもあるでしょう。このような汚れが目立つ前に掃除をしてキレイな状態を保つようにしましょう。
網戸掃除はブラシによる水洗いが効果的ですが、手軽に行える方法としてオススメなのがメラミンスポンジを使うことです。やり方は、水を含ませて絞り、網戸の上から下へ一気に滑らせるだけ。網の部分は伸びたりゆがんだりしやすいため、力を入れすぎないのがポイントです。最近では100円ショップでも買えるので、常備しておいてはいかがでしょうか。

さわやかな空気で気分もスッキリ!

いくらエアコンが完備されていると言っても、閉めきりでは空気が流れず、二酸化炭素濃度が高くなる一方です。気分を一新して仕事の効率を上げるためにも、「何だかスッキリしないな」と感じたら積極的に換気をして、新鮮な空気をオフィス内に取り込みましょう!

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