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<汚れとお掃除の百科事典>飲食店の要注意ポイント“天井”

2015.09.21

厨房天井の写真

汚れがいっぱいの飲食店の天井をキレイにする方法

飲食店の厨房の天井は、業務の特性上、さまざまな汚れが付着する場所です。ホールであっても、ホコリやヤニ汚れなどが気になる場合もあります。とはいえ、天井の清掃は調理中などに行うわけにはいかないため、きちんとお手入れができていないというお店も多いかもしれません。汚れをどんどん溜め込んでいくと大きな問題に発展する可能性もあるため、ご来店されるお客様のためにも、こまめな清掃が望ましいところです。今回の「汚れとお掃除の百科事典」では、飲食店の要注意ポイント“天井”についてご紹介します。

天井の汚れとはどんなもの? 放置するリスクとは?

飲食店の天井の汚れとして気をつけたいのがホコリやカビです。これらは見た目に不衛生であることはもちろんですが、それ以上に汚れが食品の上に落下するリスクをはらんでいます。もしそんなことが起これば、大問題に発展しかねません。また、厨房では油汚れや調理で出たスス、エアコンダクトのグリル部分のホコリなど、汚れが蓄積しやすいところがたくさんあります。ホールであれば、タバコによるヤニ汚れなどもあるでしょう。これらの汚れでお客様に不快な思いをさせないよう、しっかりと清掃を行うことが必要です。

毎日簡単にできる天井掃除の手順

天井の清掃は毎日のこまめなケアが重要です。こちらでは簡単にできる天井掃除の方法についてご紹介しましょう。

手順1.掃除用具の準備

まずは掃除に必要なものを揃えていきます。脚立(なければイスでもOK)、長い柄のお掃除用ワイパー、マイクロファイバー雑巾(厚手)、アルカリ電解水(スプレー)の4つを用意しましょう。アルカリ電解水はドラッグストアなどに売っているもので大丈夫です。

手順2.ワイパーの準備

ワイパーにマイクロファイバー雑巾をセットしアルカリ電化水をかけます。5回ほどプッシュしてしっかりしみ込ませましょう。

手順3.天井の清掃

ワイパーを使い天井を清掃していきます。脚立に乗り、こするように掃除するのがコツです。また、はじめは汚れの少ないところからはじめ、徐々に汚い部分へ向かっていくようにしましょう。

手順4.汚れのひどい部分は徹底的に

頑固な汚れがついている部分は、再度マイクロファイバー雑巾にアルカリ電解水を拭きかけて清掃を行います。それでも落ちない時は、マイクロファイバー雑巾を手で直接持って汚れにやさしく押し当てるようにしてみましょう。

手順5.乾燥

アルカリ電解水は水でできているものですので、基本的に乾拭きは不要です。そのままにしておけば自然に乾いてくれます。

【Point! 天井についたタバコのヤニを落とす方法】

タバコの煙は上へ上へと昇り、天井へと到達してやがてヤニ汚れとなります。とくに喫煙席や喫煙所の天井・壁では、黄色く変色してしまっていることも多いでしょう。こうした汚れを落とすには「重曹」が効果的。アルカリ性の重曹がヤニ汚れの主な成分である油性のタールを落としてくれるのです。スプレー容器などに重曹を溶かした水を入れて天井全体に吹きかけ、その後雑巾などで拭けばOKです。また、重曹でも落ちない頑固なヤニ汚れには漂白系洗剤が有効です。ただし、効果が高い分壁紙などに影響を与える可能性があるため、あらかじめ一度目立たない箇所で試すことをオススメします。また、漂白系洗剤を使用する際は換気を忘れずに行いましょう。

キレイな天井は空間を魅力的にします

油やヤニでくすんだ天井では、空間が暗くなって狭く感じてしまいます。お客様により快適に過ごしてもらうためにも、清潔な環境づくりはもちろんのこと、有効な空間づくりという意味でも、こまめな天井清掃を心がけましょう。

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