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業務改善に役立つ!店舗の整理整頓のコツ~応用編~

2015.11.04

散らかりがちなレジ周り・バックヤードの整理整頓

前回のコラムでは、整理整頓の基本についてご紹介しました。今回ご紹介するのは、より実践的な店舗でも整理整頓の話題です。たとえば、レジ周りやバックヤードのような、散らかりやすい箇所をどう整理整頓していくか・・・そんなお話をお届けします。

お客様に見られているかも? レジ周りのお片付け

領収書や筆記用具、置物などなど……レジ周りはとかくごちゃごちゃしがちな場所ですとはいえ、そのままだと見た目も悪いですし、何より会計のミスにつながることも。こうした事態に陥らないよう、レジ周りはしっかり整理整頓を行いましょう。

レジ周りが散らかっていると……

レジはお客様のお会計を行うところ。スタッフからすると、手元や内側は見えないと考えがちですが、意外とお客様の視線が集まっているもの。伝言メモがペタペタと貼られていたり、書類ファイルが積まれていたりすると、お店のイメージダウンにもつながりかねません。特に、おしゃれな雰囲気を大切にしているお店では重要な問題と言えるでしょう。
また、レジ内がごちゃごちゃしているということは、それだけ作業がしにくくなるということ。お会計では大切なお金を扱います。整理整頓が行われていないせいでミスが起こり、お客様に迷惑がかかってしまっては大変です。そのため、レジ周りは常にスッキリと片付いていることが求められます。

レジ周りの整理整頓のコツ

何より大切なのは、極力レジ周りにものを置かないということです。必要になるときだけ棚や引き出しから取り出し、使い終わったらしまうことを徹底しましょう。ここに気を付けるだけで、だいぶレジ周りがスッキリするはずです。
また、最近ではスマホやタブレットを利用したPOSシステムも登場しています。お客様に見えるのは端末のみ。金庫(キャッシュドロワ)やレシートプリンターなどは棚に入れるようにすれば、おしゃれな店舗にマッチするシンプルなレジ周りとなるでしょう。

ものがいっぱいのバックヤードをどうやって片付ける?

物販を行う店舗であれ飲食店であれ、バックヤードがごちゃちゃと散らかっていれば仕事の効率が落ちることは明白です。バックヤードが散らかることの弊害と、整理整頓のコツについて考えてみましょう。

バックヤードが散らかっていると・・・

たとえば、品出しを行う際にバックヤードが散らかっていると、それだけで作業の効率が落ちてしまいます。また、ものが奥へ奥へと追いやられてしまい、棚卸しをした際に不良在庫が山ほど出てくる……なんてケースもあるかもしれません。
整理整頓されたバックヤードであれば、何がどこに保管されているかが一目瞭然となり、簡単に品出しが行えるようになるでしょう。また、在庫数を普段から目視で確認できるようになるので、余分な在庫を抱えたり、突然ストックが切れたりといったトラブルも減らすことができます。結果的に業務が改善され、店舗の売り上げアップにもつながるのです。

バックヤードの整理整頓のコツ

バックヤードでは、限られたスペースを有効に使って収納しなくてはなりません。その際にポイントとなるのが「分類」です。たとえば、販促物はこの棚に、文房具はこの引き出しにといったルールを決めましょう。また、スタッフが動きやすいように、動線となる中心部にはものを置かないようにするのも大切です。
その他、誰にでも配置が分かりやすいようにラベリングを行い、何度も出し入れすることを考えて「軽いものは上、重いものは下」といったレイアウトにも気を付けましょう。あとは基本編でもお伝えした、「使ったものをもとに戻すルール」さえ守れば、バックヤードをキレイな状態に保つことができるでしょう。

整理整頓でスムーズなオペレーションを実現しましょう

散らかったレジ周りやバックヤードは、そこで働くスタッフの足かせとなってしまいます。作業が滞れば、その分お客様に迷惑をかけることにもなるでしょう。こうしたことが起こらないよう、日頃から整理整頓を心がけ、気持ちよく働きやすい環境づくりを目指しましょう。

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