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冬のPC使用を安全に!オフィスでできる静電気防止法

2016.01.13

冬の風物詩“静電気”が起こす重大なトラブル

冬は乾燥の季節。そうなると気になるのが静電気です。ドアノブを触るときなどにパチッと音がして不快な思いをすることも増えてきます。しかし、静電気の悪影響はこれだけではありません。実はこれがPCの故障につながることがあるのをご存じでしょうか? 今回は、静電気が引き起こすトラブルと、その予防法についてご紹介します。

静電気がPCに及ぼすリスクとは?

人体には、不快感を除けばそこまで大きな影響がない静電気ですが、PCにとってはかなりの大敵です。場合によっては数千ボルトもの電圧に達することもあり、PC内部の基板やメモリに通電すると、誤動作や故障の原因になることも。「PCに触らなければいいのでは?」と思われるかもしれませんが、マウスを握ったり、USB機器やSDカードといったメディアを差し込んだりしただけで静電気が流れ込むケースもあります。以下は、静電気が原因によって起こるPCの不具合の例です。

・電源を入れる際に静電気がPCへ流れ、その後起動しなくなる
・マウスを動かしてもカーソルが反応しない、もしくはカーソルが消える
・OSが当然フリーズしてしまう
・PCを終了できなくなってしまう
・周辺機器をUSBで接続しているのに、PCが認識しない

もちろん、上記のトラブルは静電気以外が原因の場合もありますが、不具合や故障のリスクを減らすには、静電気対策をしっかり行うことが大切です。

すぐに実践できる、静電気を防ぐための方法

上記のような静電気によるトラブルを引き起こさないために、以下では静電気の予防法についてご紹介します。

原因から予防する

まずは静電気発生の原因からチェックしていきましょう。もっとも発生しやすいのは、アクリルやポリエステル、ナイロン、ウールを組み合わせた衣類です。静電気が起きやすいこの時期は、できるだけ着るのは避けることで静電気を抑えることができます。その他の素材の服は柔軟剤を使って洗濯をすると、衣類に水分が吸収され、帯電しにくくなります。
また、静電気は気温25度以下、湿度20%以下という状況下で発生しやすくなります。そのため、オフィス内では温度・湿度の管理をしっかりと行い、静電気が発生しにくい環境を保つようにしましょう。

オフィスでできる静電気対策

とにかく大切なのは、体に蓄電された電気をPCに触れる前に放電することです。木や壁紙、コンクリートなどを直に触ることで電気を逃がすことができます。電源を入れる前にこれらに触っておくとイヤな静電気が発生しにくくなります。なお、手を洗ったあとに少し湿り気のあるタオルで水気を拭き取るのも効果的です。その後ハンドクリームを塗ると、乾燥が防がれてより耐電しにくい環境となります。
また、静電気はホコリに溜まりやすいという性質を持っています。そのため、定期的にPCやデスク周りを清掃するようにしましょう。そしてPCのお手入れのために蓋を開けて内部に手を入れる際には、事前に必ず放電することを徹底しましょう。

静電気を防いで快適なオフィスに

突然PCが動かなくなった、故障した、というトラブルは、修理などに時間やお金がかかるだけでなく、日々の業務へも重大な問題ともなります。「毎年のことだから大丈夫」と高をくくらず、しっかりと対策をしておくことが大切です。今回ご紹介した方法を、ぜひ参考にしてみてください。

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