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<汚れとお掃除の百科事典>食品加工工場“洗米機”

2016.04.25

食品加工工場になくてはならない洗米機の衛生を保ちましょう

日本人の主食でもある“お米”は、当然食品加工工場においても非常に取り扱う機会の多い食材です。そのため洗米機は欠かすことのできない設備と言えますが、常にお手入れを怠っていないでしょうか。今回の「汚れとお掃除の百科事典」では、正しい洗米機の洗浄方法についてお伝えします。

洗米機の汚れるポイントをチェック

洗米機につく汚れの主な原因は、ヌカによるヌメリです。そのため、汚れチェックを行う場合には、浸漬タンクや配管、洗米タンクなどのヌメリについて見ていきましょう。また、配管タンクには黒ずみが発生することもありますので、その点にも十分注意しましょう。
ヌメリや黒ずみは臭い発生の原因になるだけでなく、細菌の増殖にもつながってしまいます。食品衛生上、見逃すことはできないポイントなので、しっかりと洗浄を行いましょう。

浸漬タンク洗浄の手順

まずは浸漬タンクのお手入れから。しっかりとこすり洗いを行うことで、汚れを確実に落としましょう。

【Step1】
まずはお湯を使って予備洗浄を行います。

【Step2】
発泡機を使って強力油汚れ用洗浄剤を散布し、10~20分間放置します。なお、金属によっては中性洗剤、もしくは除菌洗浄剤(中性)しか使えないケースもあるので、事前に製品の注意事項を確認しておきましょう。

【Step3】
ブラシを使ってこすり洗いをします。

【Step4】
流水で洗い流した後、しっかりと乾燥させましょう。

洗米タンク・排水管洗浄の手順.

洗米タンクや排水管はサイズが大きいので、台所・水回り用合成洗剤による洗浄を行います。放置しすぎなどに注意しながら、適切に行いましょう。

【Step1】
クロスなどを使って排水管の出口をふさいでおきます。

【Step2】
約60℃のお湯を張ったタンクに台所・水回り用合成洗剤を溶かし入れて30分程度放置します。なお、アルミ製のタンクには変色のおそれがあることと、2時間以上放置してはいけないということに注意しましょう。

【Step3】
流水でしっかりと洗い流してから、乾燥させます。

安全でおいしいお米を提供するために、お手入れはしっかり!

洗米機は食品加工工場でも利用頻度の高い機械ですので、常にキレイな状態を保てるよう心がけましょう。今回ご紹介した手順を参考に、小まめなお手入れをして、いつでも安心でおいしいごはんを消費者に提供できる体制を整えましょう

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