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<汚れとお掃除の百科事典>掃除用具“ホウキ”

2015.11.16

掃除用具の定番“ホウキ”を見直しましょう

フロアや店舗の軒先などの掃除をする際に、重宝する定番の掃除用具と言えば……そう、「ホウキ」です。今回の「汚れとお掃除の大辞典」では、ホウキの種類や正しい使い方、長持ちさせるためのお手入れ方法などをご紹介。身近な掃除用具であるホウキについて、改めて考えてみましょう。

意外に気づかないホウキのメリット

定番中の定番すぎて、イマイチそのメリットが理解されていないホウキ。たとえば掃除機と比べると、音がなく静かなので、昼夜を問わずお掃除ができる、といった利点があります。その他、電気を使わないのでエコであり、さまざまな床に使えて傷も付けにくいというのもポイントでしょう。

ホウキの種類と用途について

ホウキとひと口に言っても、その種類は実はさまざま。そこで、以下に代表的な種類とそれぞれの用途をご紹介します。

竹ボウキ

竹の柄に、竹の枝を束ねたホウキ。庭や軒先に落ちた落ち葉を集めるためによく使われます。高ボウキや竹枝ボウキと呼ばれることもあります。料亭や和物雑貨などを扱うお店では重宝するアイテムと言えそうです。

座敷ボウキ

室内の掃き掃除を目的に利用されるホウキ。材質にはさまざまなものがありますが、ほうき草(ホウキモロコシ)を使ったものが一般的です。その他、シュロの幹の繊維を用いたものもあり、地域によってはこれが座敷ボウキの代名詞にもなっています。

自在ボウキ

タイル床などの土足床の掃除に使われる毛の短い「T字型」のホウキ。穂先が板状になっており、向きが自在に変えられるつくりになっています。学校や美容院などの掃除でよく利用されます。フローリングやタイルなどの床掃除に最適です。別名、押しホウキ、フロアブラシとも言います。

土間ボウキ

竹ボウキ同様、屋外で利用するホウキ。素材にはパームやシダがよく使われます。外ボウキや玄関ボウキとも呼ばれます。

手ホウキ

机の上や家具、什器の清掃時に使うホウキです。ポイントはとにかく小型なことで、別名ハンドボウキ、小ボウキなどとも呼ばれます。

ホウキを使った掃き掃除のポイント

ここからは上手なホウキの使い方について見ていきましょう。ポイントになるのは、ホコリやゴミが飛び散らないこと。以下の2点に気を付けてみましょう。

ホウキの“コシ”を使って掃く

掃除でホウキを使う際には、その“コシ”をうまく利用するのがポイントです。上手に掃けるようになれば、ホコリが舞い上がることなくゴミを集められます。また、力を入れすぎず、両側を同じ頻度で使うとホウキが長持ちしますので、併せて覚えておきましょう。

部屋の奥から入り口に向かって

掃き掃除の基本は、「中から外へ」。せっかく掃いたところにまたゴミが飛び散ってしまっては意味がありません。また、フローリングや木、畳の目の向きに合わせてホウキを動かすのも大切です。なお、集めたゴミはできるだけ小まめにチリトリで取るようにしましょう。

適切なお手入れでホウキをいつまでも

ホウキは使用後に穂先にクセが付いてしまわないよう、ぶら下げて保管しておくのがオススメです。もしもクセが付いてしまったら、穂先に水を含ませ手で揃えて直してみましょう。あるいは、ハサミで穂先を切り揃える方法も有効です。ものにもよりますが、ホウキは大切にお手入れをすれば5年以上は使うことができます。正しい使用法とお手入れを行い、末永くお掃除に役立てましょう。

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