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<汚れとお掃除の百科事典>掃除用具“スポンジ”

2015.11.26

飲食店の“キレイ”は食器とスポンジから

飲食店を経営する上で、店内の清潔感は非常に重要ですが、さらに衛生面で気を使わなければならないものがあります。それが、直接お客様の口に触れる機会のある食器です。そしてその食器を洗うための「食器洗い用スポンジ」も同様です。今回の「汚れとお掃除の百科事典」では、飲食店の安全を支える掃除用具「スポンジ」を取り上げます。

スポンジと水を上手に使って作業効率化

食器洗いは、スポンジと水の使い方を工夫することでスピードアップにつながります。以下では、その手順についてご紹介します。

STEP1 食器を水に浸ける

食器はいきなり洗い出すのではなく、いったん水に浸すようにしましょう。この手順を踏むだけで、かなり汚れが落ちやすくなります。お米がノリ状になって不着したお茶碗などは30分、魚を焼いたあとのグリル皿なら1時間ほど水に浸けておくと、簡単に汚れが落ちるようになります。

STEP 2 スポンジ洗い

スポンジに洗剤を付けて、いよいよ食器洗い開始。まずはスポンジの柔らかい面を使い、軽い力で洗っていきます。前の工程「水に浸ける」がしっかりとされていれば、簡単に汚れが落ちてくれるでしょう。固まりやヌメリが残る場合は、スポンジの目の粗い面を使い、何度か擦ってください。たいていの場合はこれで落とせるでしょう。これでも落ちない油汚れは、いったんすすいだあとにもう一度洗いましょう。

STEP 3 スポンジ&水洗い

一度で油汚れが取れなかった食器を再度洗う際は、先にスポンジを洗うことからはじめます。これは、スポンジ自体にしみ込んだ油が食器に移ってしまうことがあるからです。スポンジを洗い終わったら再度洗剤を付け、二度洗いを行います。

実は汚い……スポンジのお手入れ方法

スポンジは水をよく吸います。逆に捉えれば、乾燥しにくいとも言えます。つまりスポンジは水分にさらされている時間が長いため、雑菌が繁殖しやすい環境なのです。そんなスポンジで食器を洗えば雑菌が移ってしまうことは想像に難くないでしょう。そのため、スポンジには適切なお手入れが必要です。

方法1 洗剤などによる除菌

最近では、除菌食器用洗剤という商品が売られています。この原液をスポンジにしみ込ませ、半日ほど放置すれば除菌完了です。なお、短時間で行いたい場合は台所漂白剤を使うのもオススメです。

方法2 レンジで加熱

雑菌のほとんどは「熱に弱い」という性質を持っています。そこで、効率的に殺菌を行う手段としてオススメなのが、レンジで加熱する方法です。まずは洗剤を含ませてすすぎ、その後水洗いをします。そして、スポンジに水が含まれた状態のまま2分程度レンジで加熱すればOKです。なお、金属を使用しているものや金属タワシなどは発火の恐れがあるため、絶対にレンジで加熱しないでください。

清潔なスポンジを使い続けるコツ

スポンジのお手入れが終わったら、必ず水を切って乾燥させましょう。飲食店など、頻繁にスポンジを使う店舗などでは、スポンジは複数個用意しておきましょう。それらを順に使えば、いつもキレイなスポンジで食器洗いができます。

スポンジ小まめな交換でいつも清潔なキッチンを

スポンジは月に2~3回程度の頻度で新しいものに交換するようにしましょう。使い続けるうちにスポンジは劣化しますし、何より新品のほうが衛生的です。また、普段よりも洗いものが多く、スポンジを酷使してしまったときには、スポンジの柔らかさで判断してみましょう。最初の頃よりもだいぶ柔らかくなったと感じたら替えるタイミングです。ぜひキッチン用スポンジを上手に使って、キレイなキッチン・厨房を維持していきましょう。

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