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<汚れとお掃除の百科事典>飲食店の要注意ポイント“手の指”

2015.12.25

意外な盲点! 従業員の手の汚れは大丈夫ですか?

飲食店の汚れやすい箇所や、お掃除のときに気をつけたいポイントをご紹介している今回の「汚れとお掃除の百科事典」。その中でもかなり盲点となっているのが……従業員自身の手の指です。どんなに厨房やホールなどをキレイにしていても、手の指が汚れていては元も子もありません。正しい手洗いの方法やポイントについてご紹介します。

手の指を洗うときのポイント

手の指を洗う際、注意していただきたいのが「タイミング」「手荒れやキズ、爪」「方法・時間」です。以下で、それぞれのポイントについて見てみましょう。

1.タイミング
普段、何気なく触ってしまう自分の体にも、汚れや細菌は存在しているものです。そのため、作業の切り替え時だけでなく、調理に関係のないものに触れてしまった場合は、都度手洗いを行いましょう。

2.手荒れやキズ、爪
特にブドウ球菌は、荒れた手に付着しやすいということが分かっています。また、爪が長い程細菌の数が多くなるということも確認されています。そのため、食品に触る方は手荒れやキズに注意し、爪は常に短く切りそろえるよう心がけましょう。

3.方法・時間
手についた汚れや細菌をしっかりと取り除くには、適切な方法と時間で手洗いを行うことが重要です。従業員に手の汚れがもたらすリスクをしっかり理解させ、正しい手洗い方法・時間を指導しましょう。

飲食店での正しい手洗いの方法

続いて、特に清潔性が重視される飲食店での理想的な手の洗い方について解説していきましょう。以下がその手順です。

Step1.流水で手の汚れを落とす(10秒間)
Step2.ハンドソープを手に取り、両方の手の平でこすってよく泡立てる
Step3.手の甲を反対の手でこする
Step4.両方の手の指を組み、それぞれの指の間をこする
Step5.片方の親指を、もう片方の親指で包みこする
Step6.親指以外の指を手の平にこすりつけるように洗う
Step7.手首をつかみ、こする
Step8.爪ブラシを使用し、爪の間をブラッシングする(40秒間)
Step9.流水でよくすすぐ。なお、使用済みの爪ブラシもここですすぐ(60秒間)
Step10.ペーパータオルで水気をしっかり拭き取る
Step11.エタノール製剤があれば、手の平にスプレーして全体にのばす

ポイントは、手首まで洗うことと、爪の間までしっかり洗うこと、そしてよく洗い流すことです。手に付着した汚れをすべて洗い去るイメージで、時間をかけて入念に手洗いを行いましょう。

手洗いの重要性と正しい方法を伝えて、安全な店舗に

手洗いは衛生性を保つための基本中の基本。その重要性について従業員にしっかりと理解させ、正しい洗い方をマスターしてもらうようにしましょう。安心・安全な飲食店にするために、実施することをオススメします。

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