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今がベストタイミング!学校の貯水槽を掃除せよ!

2014.08.20

学校の貯水槽、きれいにしてますか?

夏の暑い日にもっとも大切なこと――それは、「水分補給」です。とくに学校においては、水道水は重要な水分補給源。そして学校における水分補給の要と言えるのが、受水槽・貯水槽です。学校関係者のみなさま、受水槽・貯水槽の清掃はきちんと行っていますでしょうか? 子供たちが夏休みの今こそ、そのベストタイミングですよ。
今回の「プロが教える職場・店舗の清掃方法とコツ」では、夏だから起こりうる受水槽・貯水槽のリスクと清掃・メンテナンスについてご紹介しましょう。

貯水槽のリスク

蛇口をひねれば簡単に出てくる水道水。この水道水はどんな経路で出てくるか、ご存知でしょうか。もしかすると、浄水場できれいになった水が直接蛇口まで送り出されていると思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
浄水場から送られる水は、それ自体の圧力では中高層階(4~5階)以上の蛇口までは届きません。地域によっては、「3階建て」でも受水槽・貯水槽を設置して配水しなければならない場合もあります。また、多くの学校では受水槽・貯水槽を利用して各階へ給水しています。
つまり、学校の飲料水は、受水槽・貯水槽を経由して子供たちの口へ入っているのです。そのため、水槽の衛生環境が悪いと、子供たちへ影響をおよぼす可能性があります。

夏場は消毒作用の低下のおそれ

水道水に含まれる塩素の濃度は、時間の経過とともに徐々に下がっていきます。とくに、水温が上がると塩素濃度の低下スピードが速まるため、夏はとくに注意が必要です。さらに、夏休み中の学校は水があまり使われないため、受水槽・貯水槽内の水の循環が鈍くなります。
そして水が長く槽に滞留することで塩素濃度が薄れていき、規定濃度(0.1mg/L)を維持できなくなって消毒作用を失ってしまう可能性があるのです。消毒作用がなくなると、細菌が繁殖したり藻が発生したりし、汚染の大きな要因となってしまいます。こうしたリスクを回避するためにも、槽内の清掃と水の入れ替えを行う必要があります。

受水槽・貯水槽を清掃しよう

受水槽・貯水槽の清掃は、確実に消毒した器具を用いて行います。槽内清掃はもちろん、給水元栓や天井パネルなどもあわせてきれいにし、消毒していきます。
また、これらの清掃だけでなく、部材のメンテナンスも欠かせません。経年によってゴムパッキンが劣化することで、槽内にカビが発生したり、天井パネルから草木の根が侵入したり、あるいは小さな虫が侵入したりして、水を汚染してしまうことがあるからです。そのため、ただ槽内を洗浄するだけでなく、総合的なメンテナンスが必要なのです。

年に1回は清掃・メンテナンスを!

学校の水は、子供たちが毎日口にする大切なもの。常に清潔であるべきものですし、その状態を保つのは子供たちを預かる学校の重要な責務です。子供たちがいつでも安全な水道水を飲めるよう維持するには、年1回程度の清掃・メンテナンスをするのがおすすめ。
夏休み中は、子供たちが学校にほとんどいませんから清掃にはもってこいのタイミングです。ぜひ、この時期に受水槽・貯水槽の清掃・メンテナンスを検討してみてはいかがでしょうか。

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